資格試験の過去問はいつから使うべき?【効率よく勉強して合格する方法を解説】

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過去問をうまく使うタイミングを知りたい。

このような悩みを解決していきます。

本記事の内容
  • 過去問を見るタイミング
  • 過去問を見る年数
  • 過去問を解くタイミング

資格試験では、よく「過去問は早く見るべき」と言われます。

ただ、過去問をそのまま見るだけでは意味がなく、目的を持って見ることが大切です。

さらに、資格の勉強を効率よく進めていくためには、「過去問を解く」タイミングも重要です。

この記事では、過去問を「見る」「解く」ときのコツを紹介していきます。

過去問をうまく利用するほど合格に直結した勉強ができます。

この記事を読み終えたとき、過去問を効率的に使うタイミングが分かり、勉強の効率性が上げることができますよ。

本記事の執筆者

目次

資格試験の勉強で過去問を見るタイミング

いつ過去問を見ればいいの?

勉強を始めたとき、いきなりチェックしましょう。

いきなり!?全然、解けないよ!

過去問は解く必要はないですよ。

資格の勉強を始めたとき、テキストを開く前に、まずは過去問をチェックしましょう。

いきなり過去問を見る目的は、過去問を解くことではなく、これから効率的に勉強を進めていく準備をするためです。

過去問を見るときに押さえておきたいポイントを3つ紹介していきます。

過去問で確認したい3つのポイント
  1. 本試験の出題傾向を知る
  2. 本試験の出題形式を知る
  3. 本試験の難易度を知る

本試験の出題傾向を知る

過去問を見ることで下記のようなことが分かります。

・問題の出題数
・得点配分
・問題のクセ
・出題されやすい論点

得点配分の高い問題は、その資格試験を突破する上で絶対に押きたい論点です。

数字を問う問題が多ければテキストの数値は正確に覚える必要があるし、計算問題で答えだけでなく計算プロセスも問われるならプロセスの勉強も丁寧にしていく必要があります。

毎回出題される頻出論点があれば、重点的に勉強した方が合格できる可能性が高まります。

本試験の出題傾向が分かれば、合格に必要な対策が取れますよ。

メリハリのついた効率的な勉強ができるようになる。

本試験の出題形式を知る

資格試験によって出題形式はさまざまです。

・四択問題
・五択問題
・個数問題
・正誤問題
・記述式問題
・組み合わせ問題
・会話形式の問題
・長文読解の問題

選択問題であれば多少あいまいな知識でも対応できるかもしれませんが、組み合わせ問題や正誤問題は、より正確な知識が求められます。

記述式問題であれば、知識に加えて文章の書き方もマスターする必要があります。

長文読解問題が多いのであれば、そもそも試験時間内に文章を正確かつ早く読み切る訓練もいります。

本試験の出題形式が分かれば、本試験でも慌てずに対応できます。

資格試験の合格に必要な勉強ができるようになる。

本試験の難易度を知る

過去問を見ると、本試験の難易度が分かります。

・基礎問題中心に出題されている
・応用問題ばかり出題されている

基礎問題中心であれば、テキストの内容をしっかりマスターすれば大丈夫です。

応用問題が多く出題されているなら、テキストだけで対応は難しく、問題集や過去問、模試などをうまく活用しながら勉強を進めていく必要があります。

また、独学で大丈夫なのか受験予備校を活用すべきなのかを決める材料にもなります。

事前に問題の難易度が分かれば心の準備もできます。

本試験の難易度で勉強方法を変えていく。

過去問を見る年数は?

過去問はどのくらい確認したらいいのかな?

最低3年分、できれば5年分は確認したいところですね。

過去問は、できるだけ過去にさかのぼって確認するようにしましょう。

なぜなら、過去問を見れば見るほど、以下のことが分かるからです。

・時事問題が出てくる。
・毎年必ず出ている論点がある。
・基礎/応用が問われる傾向がある。
・2~3年ごとに繰り返し出題される論点がある。
・テキストに載っているがまったく出ない論点がある。
・数値や文言は変わるも、出題傾向や出題数は毎年同じ。

過去問の特徴やクセが分かるほど、準備がしやすくなるので、合格に直結した勉強ができますよ。

本試験の情報が分かった方が安心できるし気持ちの面でも大きいです。

過去問を見れば見るほど、出題傾向を確認できるので対策しやすくなる。

資格試験の勉強で過去問を解くタイミング

いつから過去問を解けばいいのかな?

これまでの本業・学業の経験で、過去問を解き始めるタイミングを変えていきましょう。

過去問は、解き始めるタイミングも重要です。

過去問を解き始めるタイミング

✅本業・学業経験が豊富な場合
いきなり過去問にチャレンジ

✅初めて勉強する場合
テキストや基礎問題集で基礎固めが終わった段階でチャレンジ

順に解説していきますね。

本業・学業経験が豊富な場合

いきなり過去問にチャレンジしましょう。

・会計・税務の知識が豊富でふだんからB/S、P/Lに接している公認会計士
・IT知識が豊富で大規模なシステム構築をまかされるプロジェクトマネージャー

このような人が、一からテキストで勉強しても知っていることばかりの可能性が高いです。

それよりも、自分の知識や経験が、過去問の出題範囲・形式、難易度に通用するのか確認した方が効率よく勉強を進めていけます。

過去問中心の勉強で本試験レべルの問題に慣れつつ、必要な知識を補充していくスタンスでいきましょう。

アウトプット中心の勉強で必要に応じてインプットしていくスタイルがおススメです。

過去問にチャレンジして自分の知識・経験が通用するか確認する。

初めて勉強する場合

まずは、テキスト、基礎問題集でしっかり基礎固めをすることが大切です。

応用問題は基礎力があってこそ解けるようになります。

そのため、ひとまず過去問は後回し。

出題範囲の勉強が一通り終わって基礎力がついた時に過去問にチャレンジしましょう。

インプット中心の勉強で一歩ずつ着実に進んでいきましょう。

まずは基礎固めに集中する。

まとめ:過去問は最初に見て解くタイミングは知識・経験で変える

今回は、過去問を「見る」「解く」タイミングについてお話してきました。

本記事の要約

・過去問は出題傾向・形式・難易度を知るため、最初にチェック。
・過去問は最低3年分、できれば5年分以上確認。
・過去の本業・学業経験で過去問の解くタイミングを変える。
 ①経験が豊富な場合:いきなり過去問
 ②初見の場合:基礎固めのあとに過去問

「本試験に挑んでから本試験を知るのではなく、本試験に挑む前に本試験を知る」。

きちんと準備をすればするほど、効率よく勉強を進めていけるようになり、本試験の合格の可能性も高まります。

何ごとも準備が8割っていいますよね。資格試験も同じです。

ぜひ、過去問を有効活用して最高の準備をしていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

大手情報通信会社で12年間法人営業業務に従事。その後、37才で教育事業会社へ転職。現在、当社マネージャー/3社の社外監査役。

中小企業診断士資格に地方DVD通信受験で10ヶ月ストレート合格を果たす。企業内診断士10年目。現在、診断士資格を活かしたデュアル勤務、執筆、補助金申請サポート等の複業活動を実践。パラレルキャリアに挑戦中。

当ブログ『コツコツマイペース』では、本業+複業の両輪をコツコツマイペースで育てていくキャリア論/時間術/診断士ネタを発信していきます。

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