中小企業診断士1次試験の科目合格制度のメリット/デメリット【戦略的活用】

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このような悩みを解決していきます。

1次試験の科目合格制度を使うか悩んでいる、、実際、科目合格制度って役に立つのかどうかを知りたい。

本記事の内容
  • 科目合格制度の3つのメリット。
  • 科目合格制度の4つのデメリット。
  • 科目合格制度を利用する場合のポイント。

中小企業診断士1次試験には科目合格制度があります。

科目合格制度の概要

・第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とする。


・科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とする。

(引用)一般社団法人中小企業診断協会ホームページより

簡単に言えば、60点以上取れた科目は「翌年度」と「翌々年度」に免除を受けれる制度のことです。

1年目は2科目、2年目は5科目と、科目合格制度を使えば毎年の受験科目をへらせるので、その分負担がへってメリットだらけのような気もします。

しかし、科目合格制度は、使い方を間違えると1次試験合格が遠くなるリスクがあるので注意が必要です。

この記事では、科目合格制度のメリット/デメリット、利用方法を解説していきます。

科目合格制度はメリット/デメリットをきちんと把握した上で利用を検討すべきです。

この記事を読み終えたとき、科目合格制度の効果的な活用方法が分かり、あなたのライフスタイルを大切にしながら診断士1次試験合格を目指せるようになりますよ。

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目次

中小企業診断士1次試験の科目合格制度の3つのメリット

科目合格制度のメリットを教えてほしい。

主なメリットは3つありますよ。

ここでは科目合格制度のメリットを解説していきます。

科目合格制度の3つのメリット
  1. 複数年受験で合格を目指せる。
  2. 勉強時間の配分がしやすくなる。
  3. 一気にお金をかけずに済む。

複数年受験で合格を目指せる

科目合格制度の一番のメリットです。

人それぞれ、仕事、家事、育児、学業とライフスタイルはさまざま。

時間の制約から、一気に全7科目を勉強することがむずかしい場合もあると思います。

科目合格制度を使うことで、複数年に跨って受験ができるので、個人のライフスタイルに合わせた形で勉強を進めることができます。

科目合格制度の一番のメリットですね。

中小企業診断士の資格合格を目指したいが、仕事や家事、育児が忙しくて一気に全7科目を勉強するのはむずかしい、、

そんなときは、1年目は2科目、2年目は3科目、3年目は2科目といった形で1科目ずつ着実に合格していくことで、診断士試験の合格を目指すことができますよ。

複数年受験で診断士資格の合格が目指せる。

勉強時間の配分がしやすくなる

受験科目数が少ないほど、1科目あたりの勉強時間を増やせます。

特に苦手科目や馴染みのない科目は勉強時間がかかることが多く、しっかり理解を深めることができます。

自分の状況を見極めながら勉強しやすくなります。

勉強時間の配分がしやすくなる。

一気にお金をかけずに済む

一気に全7科目を勉強する場合、費用は高額になりがちです。

大手受験予備校であれば20万円以上、テキストや問題集も7科目分そろえれば2万円前後かかります。

科目数が減れば、受験予備校の講座も単科コースへの申込、テキストや問題集も数冊そろえるだけなので、その分費用を抑えることができます。

勉強したいけど、一気に多額のお金を払うのは厳しい、、

そんなときは科目合格制度の利用を考えてみるのも一案ですね。

家族のイベントやほかの自己投資の兼ね合いから、診断士の勉強にかけるお金の配分を決めることは大切ですよ。

お金の使い方とも相談して決める。

中小企業診断士1次試験の科目合格制度の4つのデメリット

デメリットなんてあるのかな?

もちろんあります。しっかりデメリットも知っておくことが大切です。

科目合格制度のデメリットを解説していきます。

一見よいことばかりに見える科目合格制度ですが、思わぬ落とし穴もあるので要注意です。

しっかり確認していきましょう。

科目合格制度の4つのデメリット
  1. リスク分散ができなくなる。
  2. 3年後には再受験が必要。
  3. 実は心身ともに苦しい。
  4. 苦手科目/馴染みのない科目の勉強は大変。

リスク分散ができなくなる

科目合格制度はリスク分散ができなくなるのが最大のデメリットです。

科目免除すると、免除した科目以外で平均60点以上を取る必要があります。

たとえば2科目免除した場合は、翌年度は残りの5科目で合格基準を満たす必要があるということですね。

科目免除の結果、残った科目が「得意科目」であれば平均60点を取ることも可能ですが、「苦手科目」または「それほど馴染みのない科目」が残った場合、平均60点以上取ることは想像以上に大変です。

また、1次試験は受験年度によって難易度の差が激しく、得意科目でも60点取ることがむずかしい場合もあり、苦手科目であれば最低ラインの40点を取ることすらできない可能性もあります。

受験科目が限られている場合、受験年度の難易度差の影響をダイレクトに受ける確率が高くなります。難化した科目にあたると影響大です。

科目免除した場合、勉強負担が軽くなるのではなく、逆に勉強負担が増えるリスクがある場合が発生することも覚えておきましょう。

心身ともに負担が増えるリスクがある。

3年後には再受験が必要

科目合格制度は3年目には再受験が必要です。

科目免除した科目以外の受験で苦戦していると、科目免除した科目も再度受験が必要になり、受験ループから抜け出せなくなるリスクがあります。

再度の受験は、時間やお金のダメージはもちろん、精神的なダメージも大きいので気をつけましょう。

悪循環に陥らないように注意が必要です。

一度ハマると中々抜け出せなくなる。

実は心身ともに苦しい

複数年受験は心身の負担が楽になるかと思いきや、実はそうでもありません。

年に1回の受験に向けて、毎年モチベーションを維持しながら、仕事や家事、育児と勉強を両立させていくことは想像以上に大変だからです。

また、受験当初は複数年受験を考えていたとしても勉強を続けていく上で心境が変わってくる可能性もあります。

・仕事との両立が想像以上にきびしい。

・家族や子どもと遊べず後ろめたさを感じる。

・飲み会や趣味のガマンがストレスになってきた。

・他にやりたいことが見つかって診断士に興味がなくなった。

心身の負担がモチベーションダウン、挫折につながることもあるので気をつけましょう。

複数年受験ならではの苦しさもある。

苦手科目/馴染みのない科目の勉強は大変

科目免除の結果、「苦手科目」や「馴染みのない科目」だけが残った場合、勉強を続けていくことは中々大変です。

1次試験突破に必要といえど、本業に関わりがない/興味のない科目の勉強を続けることは想像以上に心身への負担が大きいからです。

科目数が多ければ得意/苦手科目を織り交ぜながら勉強を進めていくことができますが、科目数が減れば減るほど、その作戦は使えません。

自分の得意/苦手科目をきちんと見極めておくことが大切ですね。

自分の興味がない勉強を続けることは中々苦痛。

中小企業診断士1次試験の科目合格制度は苦手科目で使うべき

科目合格制度は使わないほうがいいのかな?

そんなことはありません。きちんと戦略を立てて使えばOKです。

たとえば

・仕事や育児が大変だから少しずつ合格したい。

・1次試験本試験まであと3か月しかない。

・心身の負担は減らしたい。

と「1科目でも合格しておきたい」場合もあると思います。

そのときは「苦手な1次試験科目」に絞って科目合格制度を使うことをおススメします。

苦手科目だけを勉強する場合と変わらないように見えますが、「残りが苦手科目だけ」と「先に苦手科目をなくしておく」とでは、まったく意味合いが違います。

なぜなら、先に苦手な1次試験の科目をクリアしておくことで、合格基準をクリアしやすくなるし心身の負担も減らせるからです。

先に苦労すれば後から楽になりますよ。

苦手な1次試験科目に絞って科目合格制度を使う。

まとめ:中小企業診断士1次試験の科目合格制度は戦略的に使っていこう

今回は、中小企業診断士1次試験の科目合格制度のメリット/デメリット、利用方法についてお話してきました。

科目合格制度の3つのメリット
  1. 複数年受験で合格を目指せる
  2. 勉強時間の配分がしやすくなる
  3. 一気にお金をかけずに済む
科目合格制度の4つのデメリット
  1. リスク分散ができなくなる
  2. 3年後には再受験が必要
  3. 実は心身ともに苦しい
  4. 苦手科目/馴染みのない科目の勉強は大変
科目合格制度は苦手科目で利用する

科目合格制度は、きちんとメリット/デメリットを考えて使えば診断士受験の大きな助けになります。

逆に、メリット/デメリットを考えずに何となく使ってしまうと痛い目に合ってしまうので気をつけてください。

そもそも科目合格制度を使うかどうか。使う場合は免除科目をきちんと考えてから使いましょうね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

大手情報通信会社で12年間法人営業業務に従事。その後、37才で教育事業会社へ転職。現在、当社マネージャー/3社の社外監査役。

中小企業診断士資格に地方DVD通信受験で10ヶ月ストレート合格を果たす。企業内診断士10年目。現在、診断士資格を活かしたデュアル勤務、執筆、補助金申請サポート等の複業活動を実践。パラレルキャリアに挑戦中。

当ブログ『コツコツマイペース』では、本業+複業の両輪をコツコツマイペースで育てていくキャリア論/時間術/診断士ネタを発信していきます。

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