
2次試験の解答が上手く書けない。ダラダラ文章で読みにくい文章を読みやすい文章に変えたい、、
このような悩みを解決していきます。
- 読みやすい解答を作る方法
- 解答を箇条書きで書いた場合の具体例
- 読みやすい解答を書いた方がいい理由
文章の読みやすさで印象は変わります。
・読みやすい文章は、理解も進み、真剣に読みたくなる気持ちになります。
・読みにくい文章は、理解がむずかしく、読むのもイヤになります。
2次試験の解答も同じ。
・読みやすい文章は、採点官の理解が進み、受験生の意図を読み取ってもらえる可能性が高くなります。
・読みにくい文章は、採点官に正確に伝わらず、きちんと採点されない可能性があります。
本記事では、採点官に解答をきちんと読んでもらうために、読みやすい解答の書き方を紹介していきます。



本記事は、これまで200名超の2次試験受験生の論文添削を行ってきた僕自身の経験談に基づいています。
この記事を読み終えたとき、読みやすい解答の書き方が分かるようになり、採点官にも自分自身にもやさしい解答が書けるようになりますよ。
本記事の執筆者


中小企業診断士2次試験の解答は箇条書きで書く





どうやったら解答が読みやすくなるのかな?



箇条書きで書くことをおススメします。
結論は、2次試験の解答は箇条書きで書きましょう。
文章を箇条書きで書くことで読みやすい文章になる主な理由は以下の通りです。
・文章の区切りが明確になる。
・一文が短く整理できる。
・頭が整理できる。
箇条書きによって、文章にメリハリがついて、整理された文章を作成できるようになります。



ビジネス文書やパワーポイント資料でも、一文でずらーっと書いてある文章より箇条書きで整理されていた方が読みやすいですよね。
2次試験の解答は箇条書きで書く。
中小企業診断士2次試験の解答を箇条書きで書いた例





どうやって書くのかな?



具体例を示していきますね。
ここでは2次試験の解答を箇条書きで書いた例を示します。
まずは、同じ文章を箇条書きの「あり」「なし」で書いてみるので、比べてみてくださいね。
箇条書きのない文章


箇条書きのある文章





同じ文章でも違った印象を受けるのではないでしょうか。
イメージが違うことを確認できたところで、実際の2次試験の解答用紙(マス目)に当てはめた場合のイメージを確認しましょう。
箇条書きのある文章について、上述のまま解答用紙に書くことはもちろんできますが、このままでは空白ができてマス目がもったいないので、マス目を使い切る書き方をしていきます。
箇条書きのない文章
.jpg)
.jpg)
箇条書きのある文章
.jpg)
.jpg)
2次試験の解答を箇条書きで書くときは、文章の冒頭を「・」ではなく、丸数字「①②③、、、」で表現しましょう。
丸数字で書く理由は、2次試験の解答はマス目上で書く必要があるので、「・」では区切りが分かりにくかったり、箇条書きではなく解答の一部と勘違いされてしまったりする可能性があるからです。
このようにすれば、2次試験の解答用紙上でも、箇条書きのスタイルを保ちながら書けるのです。
2次試験の解答用紙でも箇条書きで表現できる。
中小企業診断士2次試験の解答を箇条書きで書く理由





箇条書きで文章を読みやすくした方がいい理由は何かな?



採点官にしっかり解答を読んでもらうためです。
最大の理由は、採点官にしっかり解答を読んでもらうためです。
なぜなら、文章が読みにくいと、採点官もうっかり文章を読み間違えたり、そもそもきちんと採点されなかったりする可能性があるからです。
採点官は一人で大量の解答を採点しているので、疲れもたまり集中力も切れてきます。
文章が読みにくいと、採点官が解答内容を判断する前に「文章を読み解く」という一作業が必要になるので、疲れているところに余計にパワーがかかって採点ミスが起きやすくなるのです。



僕もこれまで200名超の2次試験論文の添削をしてきましたが、読みやすい文章の方が解答をしっかり読みたい、という気持ちになります。
読みやすい文章を書く工夫は大切。
まとめ:箇条書きで解答を読みやすくまとめよう


今回は、2次試験で読みやすい解答を作成するための一つの方法として、箇条書きについてお話してきました。
本記事の要約
- 箇条書きで読みやすい解答になる。
- 箇条書きは丸数字で書く。
- 読みやすい解答を作る最大の目的は「採点官に解答を読んでもらうこと」。
解答の読みやすさは、直接合否に影響しませんが、間接的に合否に影響します。
なぜなら、解答が読めないと、そもそも採点すらされないからです。
きちんと採点官に解答を読んでもらうためにできることのひとつが読みやすい解答作りであり、その一つの方法が箇条書きです。



採点官も人なので、文章の読みやすさ一つで採点に対する姿勢や気持ちは大きく変わります。
ぜひ、箇条書きを使った解答作成を試してみてくださいね。
ほかの解法テクニックを含めた2次試験の最短合格に向けた基本的な戦略や考え方を知りたい人はこちらのページを参考にしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。