
2次試験の解答は、文字数制限に対してどのくらい書けばいいのか知りたい。
このような悩みを解決していきます。
- 文字数制限で埋めるべき最適な文字数
- 文字数制限95%以上の文字数の具体例
- 文字数制限95%以上の文字数で埋めるべき理由
- 文字数制限95%以上の文字数で埋めるときの注意点
2次試験の解答は、文字数制限いっぱいに書き切ることが理想ですが、解答が思いつかず文字数制限いっぱいに解答が書けないこともあると思います。
「こんなに空白で大丈夫かな、、」と不安な気持ちになりますよね。
2次試験の解答は「〇文字書けば大丈夫」という明確な基準はありませんが、できれば文字数制限の95%以上の文字数で解答を埋めたいところです。



本記事は、これまで200名超の2次試験受験生の論文添削を行ってきた僕自身の経験談に基づいて書いていきます。
この記事では、2次試験の解答は文字数制限の95%以上の文字数で書くべき理由を解説していきます。
2次試験合格のために解答の文字数は重要なので、いっしょに学んでいきましょう。
本記事の執筆者


中小企業診断士2次試験の解答は文字数制限の95%以上の文字数で書く





文字数制限の95%以上ってどういうこと?



具体例を示していきますね。
2次試験の各設問には、必ず文字数制限の条件が付いています。
たとえば以下のようなものですね。
・~と考えられるか。100字以内で答えよ。
・~分析するか。150字以内で答えよ。
・中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
2次試験の解答は、この文字数制限の条件に沿って解答を作成する必要があります。
「文字数制限の95%以上の文字数で書く」とは、具体的に以下の文字数で解答を作成することです。
文字数制限の95%以上の文字数例
- 文字数制限:80文字
-
→76文字以上
- 文字数制限:100文字
-
→95文字以上
- 文字数制限:120文字
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→114文字以上
- 文字数制限:150文字
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→142文字以上
- 文字数制限:200文字
-
→190文字以上



文字数制限の95%以上の文字数は、解答のマス目が少しだけ空白になるくらいのボリュームですね。
2次試験の解答は、文字数制限の95%以上の文字数で書く。
中小企業診断士2次試験の解答は文字数制限の95%以上を目指したい理由





文字数制限の95%以上で書いた方がいい理由は何?



キーワードを書き切るために必要な分量だからです。
理由は、合格に必要なキーワードを書き切るためです。
文字数制限は解答分量が制限されるので窮屈な印象を受けますが、文字数制限のおかげで分かることもあります。
それは、当設問で最適な解答を書くキーワードの分量です。
文字数制限が100文字であれば、「この設問の解答に必要な分量は100文字です」ということを教えてくれているんですね。
試験の作問者が「100文字必要ですよ」と教えてくれているならば、その文字数に近い解答を書いた方が合格する可能性が高くなります。
95%以上書き切れていれば、キーワードが漏れていても最大で1つなので、そこまでダメージはありません。
これが、文字数制限が95%以上の文字数で解答を書きたい理由です。



もちろん100文字がベストです。95文字以上はベターという意味ですね。
文字数制限は合格に必要な文字数の目安を教えてくれている。
中小企業診断士2次試験の解答が文字数制限95%未満の場合のデメリット





逆に解答の文字数が文字数制限の95%に届かない場合は?



デメリットが2つあります。
一方、解答内容が思いつかず、文字数制限の95%を下回った文字数しか書き切れない場合もあると思います。
この場合のデメリットも確認しておきましょう。
- キーワードが書き切れていない可能性が高い。
- 見た目の印象がよくない。
キーワードが書き切れていない可能性が高い
文字数が文字数制限の95%を下回っている場合、十分なキーワードが書き切れていない可能性が高いです。
たとえば、100文字の文字数制限で80文字しか書けない場合は、残り20文字分が埋めきれていないので、2~3つのキーワードを取りこぼしているリスクがあります。
2~3つのキーワードの取りこぼしは、合格ラインの60点に大きな影響を与えるので注意が必要です。
解答の文字数不足はキーワード不足につながる。
見た目の印象がよくない
解答の空白が多いと、単純に見た目がよくありません。
特に、直前に採点した別の受験生の解答がびっしり書かれていた後で空白が多い解答が出てくると、比較効果で解答の印象が悪くなってしまいます。
公平な採点活動は大前提ですが、見た目の空白で「この人はあまり理解していないのかな、、」という思い込みが刷り込まれてしまう可能性があるからです。
見た目は合否に直接影響ありませんが、間接的に影響するので気をつけましょう。



僕の経験談からも見た目の印象は重要です。
解答は見た目の印象も大切。
単純に95%以上が埋まっていればいいわけではない





とりあえず文字数制限の95%を目指せばいいね。



いやいや。内容も大事ですよ。
解答の文字数は、文字数制限の95%以上を書き切ることが理想ですが、95%以上埋まっていればOKというわけではありません。
たとえば、以下の形で文字数制限の95%以上で解答が書いてあってもまったく採点されないので注意してください。
・冗長な表現が多い。
・修飾語や接続詞ばかり。
・キーワードが入っていない。



あくまでもキーワードが入っての95%以上なので気をつけてくださいね。
解答内容は「量」と「質」が伴っている必要がある。
まとめ:中小企業診断士2次試験の解答は文字数制限の95%以上を目指そう


今回は、診断士2次試験の解答の文字数についてお話してきました。
本記事の要約
- 2次試験の解答は、文字数制限の95%以上で書く
- 合格に必要なキーワードを書き切るには95%以上が必要
- 文字数制限が95%未満の場合のデメリット
-
- キーワードが書き切れていない可能性が高い
- 見た目の印象がよくない
- 解答の内容は「量」と「質」が伴っている必要がある
解答の文字数は重要です。
ぜひ、文字数制限の95%以上を目指した解答作成を心がけていきましょう。



文字数制限いっぱいにキーワードを埋め切る勢いで解答を作成していきましょうね。
ほかの解法テクニックを含めた2次試験の最短合格に向けた基本的な戦略や考え方を知りたい人はこちらのページを参考にしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。